マンションの内覧者に好印象を持ってもらうために、モデルルームのような部屋作りをしたいと考える方も少なくありません。一見難しそうに感じますが、いくつかの基本的なポイントを押さえるだけで、専門的な知識がなくてもモデルルームのような空間は十分に再現できます。本記事では、誰でも取り入れやすいインテリアのコツを紹介します。
インテリアのレイアウトは目線を意識する
マンションをモデルルームのように見せるために最も重要なのは「目線」や「空間の見せ方」を意識することです。ここでは、モデルルームのような部屋を実現するための具体的なコーディネートの考え方を紹介します。目線を意識したレイアウトで広く見せる
モデルルームが広く見える理由は、実際の広さよりも「目線の抜け」を意識して設計されているためです。部屋を仕切りすぎると圧迫感が生まれるため、できるだけ空間を区切らず、視線が奥まで抜けるようにすることが大切です。
必要な場合でも、低い家具やスケルトン素材のパーティションを使うことで、視線を遮らずにゆるやかに空間を分ける工夫が効果的です。
高さのある家具は配置場所を工夫する
背の高い家具は、正面に置くと圧迫感を与えやすいため、ドア付近や視線の外側に配置するのがポイントです。人の目線の高さを意識し、1.5m以上の家具が視界の中心に入らないようにすると、空間がすっきり見えます。
また、高い家具から低い家具へと遠近感を意識して配置することで、より奥行きを感じるレイアウトになります。
テーブル配置で床の見える面積を増やす
部屋の広さは床の見える面積によって大きく印象が変わります。そのため、ダイニングテーブルやデスクを壁際に寄せることで中央のスペースを確保し、視覚的なゆとりを作ることが重要です。床が広く見えるだけで、実際の広さ以上に開放感のある空間に感じられます。
鏡を活用して奥行きを演出する
鏡は空間を広く見せるための有効なアイテムです。とくに部屋の正面に設置すると、奥に空間が続いているような錯覚を生み出し、開放感が高まります。姿見やチェスト上の小さな鏡でも効果があり、視覚的な広がりを簡単に取り入れることができます。
インテリアの色を絞ることで統一感を出す
モデルルームのようにスッキリと洗練されたインテリアをつくるためには、家具の配置だけでなく「色の使い方」も非常に重要なポイントになります。色数が増えすぎると空間は一気に雑多な印象になってしまうため、配色のバランスを意識することが欠かせません。ここでは、モデルルームのような統一感のある空間をつくるための色使いの基本を紹介します。
インテリアは3色構成を基本にする
インテリアの配色は、ベースカラー70〜75%、アソートカラー20%、アクセントカラー5%というバランスが基本とされています。モデルルームでは複数の色を使うこともありますが、初心者が取り入れる場合は、各カテゴリーを1色ずつに絞り「合計3色まで」にまとめることで、空間全体が整いやすくなります。
同系色でまとめて統一感を出す
色選びに迷う場合は、同系色で揃えるのが効果的です。例えば、ベースを白、アソートを淡いグレー、アクセントに水色といった組み合わせにすると、自然で落ち着いた印象になります。また、ラグとソファのように同じ系統の色で濃淡をつけることで、グラデーションが生まれ、よりまとまりのある空間になります。
メリハリをつけて空間を引き締める
全体を淡い色でまとめた場合でも、テーブルにブラックを取り入れて引き締めたり、ホワイトを使って抜け感を出したりすることで、空間にメリハリが生まれます。こうしたアクセントの使い方によって、シンプルながらも洗練されたモデルルームのような雰囲気を演出することができます。
スッキリした印象にするには物を減らすことが重要
モデルルームは、家具や小物が置かれているにもかかわらず、なぜか生活感がなくスッキリとした印象に見えます。その理由は「モノが少ない」のではなく「外に出ているモノを徹底的に減らしている」点にあります。
一般的な住宅と比べると視界に入る物量が圧倒的に少なく、整理された印象が生まれているのです。ここでは、モデルルームのように見せるための収納と整理のポイントを紹介します。
「出ているモノ」を減らすことが基本
モデルルームでは一見モノが少なく見えますが、実際にはホテルで約100点、モデルルームでも200点程度のアイテムが存在します。一方で一般的な家庭では、視界に入るモノが5,000〜6,000点に及ぶこともあり、この差が生活感や雑然とした印象につながります。
重要なのは「飾ること」よりも「見えるモノを減らすこと」であり、まずは収納によって視界を整理することが基本です。
収納はまとめて隠すのが効果的
雑誌や子どものおもちゃなど、頻繁に使うアイテムは細かく片付けるのが難しいため、ボックスやフタ付きバスケットを活用してひとまとめに収納する方法が有効です。出し入れしやすい仕組みにすることで、無理なく片付いた状態を維持できます。
出しっぱなしのモノは統一感で整える
キッチンの調味料や洗面所のボトルなど、どうしても出しておく必要があるものは、デザインや形状を統一することが重要です。同じ容器に詰め替えることで視覚的なノイズが減り、モノが多くても整った印象を与えることができます。




